「雑誌に紹介されていた流行の服を買ったのに、なぜか似合わない」
「以前は似合っていた服を今着ると、鏡の前の自分に違和感がある」

おじさんになって、このようなファッションの壁にぶつかっていませんか?
実はその違和感、「髪型と顔周りの印象」が「服装の印象」とミスマッチを起こしていることが原因かもしれません。

若者と同じトレンドをただ追うだけでは、大人の格好良さは引き出せないのです。
また、自分がまだ若かった頃と同じ感覚・趣味で服を選ぶと、客観的な自分の外見の変化がその服のテイストと合わなくなっている可能性もあります。

ファッションは「全身のトータルバランス」

多くの方が「ファッション=服選び」と考えがちですが、それは大きな誤解です。

スタイリングにおいて、人の第一印象を決定づけるのは「先端」、特に「顔周り」と「髪型」です。
どれだけ高級なスーツを着ていても、顔周りが整えられていなければ全体のバランスが崩れます。

むしろ、スーツが持つフォーマル感と整えられていない顔周りのカジュアル感がちぐはぐな印象を与えてしまい、違和感を強調してしまいます。

逆に、きちんと整髪した渋いおじさんのTシャツ・短パン・サンダル姿も、顔周り以外の子どもっぽさが強調されてしまうので違和感が出ます。

ファッションとは、服、靴、小物だけを考えるのではなく、それらを身につける人の髪型や顔の印象まですべてを含んだ「一つの作品」と考えればいいのです。

「流行の服」が違和感を生む理由

おじさんになると年齢に伴って肌の質感、輪郭、目元の印象、そして髪のボリュームや白髪など、顔周りに確実な変化(エイジング)が表れます。
これは決してネガティブな側面ばかりではなく、ポジティブに捉えれば「大人としての渋みや貫禄」が備わってきたとも言えます。

しかし、エイジングが進んだ顔に、若者の間で流行っているファッションや、前髪を重く垂らした若者特有のヘアスタイルをそのまま持ってくるとどうなるでしょうか。
顔の持つ「貫禄」と、服や髪型の持つ「若さ(子供っぽさ)」が激しく衝突し、結果として「無理な若作り」という違和感に変わってしまうのです。

大人のスタイリングは「顔周りの清潔感」から

では、おじさんはどうすれば違和感のないお洒落を手に入れられるのでしょうか。
ステップは3つです。

1.髪型を「大人仕様」にアップデートする

おでこや耳周りをすっきりと出し、あまり髪の長さを強調しないスタイルが、それだけで自信を持った人のように見せてくれますし、清潔感も出しやすいためオススメです。
白髪を無理に隠さず、綺麗に整えられたグレイヘアも大人の特権。
トップにボリュームを持たせ、サイドをタイトに抑えることで、年齢とともに変化した顔の輪郭をシャープに見せる効果もあります。

2.顔周りのスキンケアと髭のコントロール

肌の乾燥やテカリは清潔感を損なう原因になります。
毎日の洗顔と保湿、日焼け止めを習慣化しましょう。
また、眉毛の長さを整える、髭を綺麗に剃る(または美しく整える)だけで、顔全体の印象が驚くほど引き締まります。

3.眼鏡を利用する

おじさんにとって、眼鏡は強力な印象操作アイテムになってくれます。
目元のシワなどを隠すことができますし、知的な印象を与えてくれるアイテムです。
ただし、見た目に大きな印象を与えるアイテムだからこそ、似合っていない眼鏡をかけると老け感を強調してしまう逆効果もあったりします。
眼鏡に関する知識が豊富な信頼のおける店員さんに相談したり、値段の安さだけでどれを買うかを決めるのではなく、大人男性に似合うデザインで自身の顔イメージを活かすこともできる1本を吟味して買いたいものです。

土台を整えてこそ、服が活きる

顔周りと髪型というファッションの「土台」が大人らしく整って初めて、大人の男性に似合うシンプルかつベーシックなシャツやジャケットが真価を発揮します。

流行を追わなくても大丈夫な年齢になってきたのです。
むしろ、自分の髪型や顔つきの特徴を客観的に捉え、それに似合った大人ならではの服選びをした方が、流行に沿って選んだだけの服を着るよりも断然似合って格好良く見えたりするものです。

今の自分の年齢と顔つきに寄り添ったヘアスタイルとケアを意識すること。
それこそが、イケオジになるための本当にお洒落なスタイリングの第一歩です。